テクノロジーに「酔う」
はじめてPhotoshopを使ったひとが、うれしくってフィルター機能を使いまくる。Illustratorの初心者が、やたらとフォントを使い罫線に凝りまくる。(^^; 高画質のインクジェットプリンターも、高性能のデジタル一眼も、初心者であるほど、手にしてしばらくのあいだはあまりのできばえの良さに酔いしれます。‘自分が特別な能力を手に入れた’ような気がして舞い上がります。
やがて一時の‘陶酔’から冷めると、そのできばえは実は「テクノロジーがすごい」のであって、自分のデザインのスキルや撮影のセンスとは別ものだと気づき、我に返るわけです(自分にも覚えがあります(^^;)。そこに至ってから、そのテクノロジーとの本当の付き合いがやっと始まります。
いまや、デザインを学ぶ美大の学生でも、ちょっと勉強すればプログラムやデバイスを比較的かんたんに扱えるようになりました。サンプルプログラムにちょっと手を加えるだけで、おもしろい機能が目の前で実現し、ネットワークから得たデータで画面が動き、センサーに繋いだデバイスが動いたり光ったり音を出したりします。(そういうものを使って表現したい、何か作りたいと思う学生の気持ちは理解できます。若い人がいちばん‘時代の先端’を感じているのですから。)
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

最近のコメント