ウェブ戦略としての「ユーザーエクスぺリエンス」
ウェブ戦略としての「ユーザーエクスぺリエンス」―5つの段階で考えるユーザー中心デザイン,Jesse James Garrett・著,ソシオメディア(株)・訳
筆者は、webデザインを、戦略・要件・構造・骨格・表層の5つの段階で考えることを提唱している。このように段階を分けて考えることで、デザインの問題は整理しやすくなり、各段階で何を検討し何を決めればいいのかがはっきりしてくるはず。
また、この5段階を縦にふたつに分け、「ソフトウェアインタフェースとしてのweb」「ハイパーテキストシステムとしてのweb」というふたつの面を指摘している。
このふたつの視点でwebを見ることで、「ふたつの面からのデザインが同時に要求されるところにwebデザインの難しさと奥深さがあるのだ。」と、あらためて認識させられた。
なんとなく感じていたことが明確になってスッキリ。
これはwebデザインの単なる「テクニック集」ではなく、デザイン対象としてwebをとらえ、その「デザインの方法」について‘考える’ための本なのだな。
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