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ニワトリを殺すな

niwatori

主人公の会社員デビットは、突然、あるベンチャー企業に出向を命じられる。その出向先で体験する様々な出来事や、その会社の社長ジェームスとのやりとりを通じて、その会社の躍進の秘密や創造的な仕事の様子が明らかにされていく。

…そんな寓話(つくりばなし)の中に、「創造性」のヒントをたくさん埋め込んだのが本書である。

書名にもなっている「ニワトリを殺すな(Don't Kill a Cock)」は、出向先の会社で、会議室のドアに張ってあるコトバである。これは、「ニワトリは群れの一羽が傷つくと寄ってたかって傷をつついて殺してしまう。このように失敗を責めてつぶすような会議−ニワトリ会議−をしてはいけない。」という戒めなのだ。

「経験をしていないことをやって誤るのは本当の失敗ではない」
「自分をベテランだと思った瞬間から没落は始まる」
「創造=アイデア×情熱」(いずれも本書より)

このように、社長ジェームズの口からは、‘創造的な’仕事をいかにして生み出しそしてその環境を持続するか、が語られるのだが、これらは故・本田宗一郎氏(ホンダの創業者)をモデルにして書かれているという。これは、「ホンダ・イズム」を凝縮した本なのである。(巻末に参考文献あり)
すべてがフィクションとして書かれているため、もちろん、ホンダという会社や本田宗一郎氏に興味や特別の思い入れがなくても、「創造性」への扉を開く‘お話’として十分に楽しみ味わうことができる。

「ニワトリを殺すな」−スタジオ(教室)のドアに貼っておくかな。(笑)

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