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‘誰かに聞き続ける’人生

わからないことは、まず誰かに聞いてみる。

自分のアタマでは考えないし、自分で調べてみたりはしない。

未経験のことは、まず誰かに詳しい‘やり方’を聞いてみる。

自分でやり方は考えないし、手探りで試しにやってみることはあまりない。

世の中には‘答え’や‘やり方’を知っている誰かがいるはずで、

その「誰か」に聞けば、自分は悩むこともなく、失敗をすることもない。

挑戦するリスクはなるべく避けて、安全確実に「ほどほどの結果」を手に入れることをよしとする。



いまのところ、見回せば「誰か」は近くに見つけることができて、

しかも、聞きにいけばわりと丁寧に教えてもらえる。

これなら、悩みも苦しみも少ないし、つらいのも一時だけ。

これは、しあわせかも。



…でも、その人の大事な能力が磨かれ、研ぎ澄まされる機会はいっこうに訪れず、

飛躍的に成長することは、ほとんど期待できない。

自分で自分を高める術(すべ)や、‘学び方’を見つけることも、たぶん、ない。



彼や彼女にとって、いったいどんな人生が幸せなのかと、

思案しているきょうこのごろ。

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コメント

「世渡り術」といってしまえばそれまでなんでしょうね。
ホリエモンが言っていたことにも少し通じることがあるような気がするのですが、この世渡り術は、全員が「教えて君」になったら成り立たない、と言う意味で、寄生的なわけなんですが、世の中としては、それなりにまわっていくんでしょうか。

投稿: あきた | 2005.05.19 08:49

うーん。。。
身につかないのでどうにもならない人になるのでは?
身につくように「聞く」ということは実はすごく難しいことだし、身につけば「聞く人」から「教える人」になれる。

身につけるという姿勢のある人は、決して聞き続けるだけの人にはなりません。

どこの彼、彼女を指しているのかわからないですが、このタイプの人は痛い存在としていますね~。
そのことに全く気が付かない人はまれだと思いますが、最終的には相手にされなくなります。
相手にしてくれる人を探して、人の間をさまよっています。

投稿: すが | 2005.05.19 13:19

あきたさん、すがさん、コメントありがとうございます。

はっきり書きませんでしたが、「彼」「彼女」は、プロのクリエイターやデザイナーを夢見て、大学で勉強に励んでいる学生(の一部)です。

もちろん、一部の存在ですが、特例かというとそうでもありません。文章は特定の誰かを示しているのではなくて、こういうタイプの子は、大学で日常的に接している学生の中に、学年に関係なく、わりとよく見かけます。
そして、「彼」と「彼女」は、学校をさぼっているわけではなく、けっこうまじめに勉強している人たちなのです。

投稿: よしはし | 2005.05.19 13:54

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