コクヨデザインアワード2005
2005年度のコクヨデザインアワードの受賞作が決まりました。
グランプリは、フリーランスデザイナーLi zijian(リ・ジジャン)氏の「the weight of time」。「時の重さ」を示すカレンダーです。…これ、情報デザインっ‘ぽい’ですね。
優秀賞や審査員の各賞には、学生・大学生の作品が多いです。
「消刻」はアイデアがおもしろい。消すんじゃなくて切り取ってしまう。その消し去った‘痕跡’が「美しい」。深いねー。
「こふで」は形が美しいだけでなく、作法までデザインしている感じがします。単なる筆ペンを越えたところに視点があって、好きなデザインです。
デザインの対象が文房具ということもあって、「使うこと」について考え抜いた作品や、使うことの「ここちよさ」にこだわった作品が多い気がします。
これらは一般には、‘プロダクト・デザイン’と呼ばれるのかもしれないけど、提案やアイデアの中味は、「(文具をつかう)新しい経験」のデザインだったりします。
プロダクトだとか情報だとか、分野の垣根にこだわってると、いいデザインはできないかもね、これからは。(もっとも、むかしは分野なんか関係なく仕事してたし、いまでも‘何でもやる(できる)デザイナー’はたくさんいるんだけど。)
余談ですが、「コクヨ」のロゴのデザインが変わりましたね。
コクヨ
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