リーダーシップ・再び
最近、「リーダー」にまつわるいくつかの「事例」を見聞きした。それぞれの詳細は省くが、いずれも、とても‘リアルな’話である。当事者たちにとっては、事例と言うより「事件」と言った方がいいかもしれない(^^;
・・・そんなことで、再び、「リーダー論」、である。
何人かのメンバーが集まって何か仕事やプロジェクトを成し遂げようとする時、必ず必要になるのは「リーダー」という存在。プロジェクトのリーダーもいれば、分担した係のリーダー、グループ制作のリーダーなど、リーダーが‘率いる’集団の規模や目的も様々である。
人が「集まって」仕事をするので、それぞれのメンバーのモチベーションや能力はとても大切である。リーダーだけががんばったからといって、いいものができるとは限らない。
逆に、メンバー個々の能力が高くても、「リーダー」と呼ばれた人に「リーダーシップ」が不足しているために、プロジェクトが暗礁に乗り上げることは決して珍しくない。方向づけをしたり、メンバーの集中力を維持したり、議論を集約したり進めたり、などということをリーダーがしなければ(できなければ)、プロジェクトは一歩も前に進めない。後戻りをしたり、堂々巡りをしたり、揚げ句に迷走を始める。
リーダーに恵まれたプロジェクトは幸福である。良いリーダーを選ぶことができたグループは、良い結果を手にすることが多い。リーダーに恵まれないプロジェクト、人選をまちがえたグループには、、、たぶんつらい結果が待っている。(待っているというより、不幸の中に自ら進んでいくようなものなのだが。)
「自分がリーダーになれる」という能力や才能については前にも述べた。その他に、「良いリーダーを選べる」という能力や才能、っていうのもあるんじゃないかと、「事例(事件)」の話を聞いて思うようになった。メンバーの感性や能力が「リーダー」を選び、同時に、そのプロジェクトの行く末も選んでしまっているのかもしれない。(極論だけど)
たかがリーダー、されどリーダー、なのである。
・・・情報デザインのカリキュラムに、「リーダーシップ基礎」とか、「リーダー演習」とかいう「科目」が並ぶ日が来るのだろうか?そもそも、そんなものを‘教える’ことができるのだろうか?
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