武蔵工大の卒展を見にいく
午後から桜木町へ。武蔵工大では「卒論」を書くことが求められているそうで、その「論文」の内容をパネルにして展示・発表していた。
それぞれの展示の説明をよく聞くと、デザイン提案を主とする研究よりも、そのひとつ前の段階の「‘人と情報と環境のありよう’について調査や分析をする」というところに重点を置いたものが多いようだった。パネルだけでは、やや結論がはっきりしない印象もあったのだが、「論文を展示パネルにする」というのはけっこう難しいと思うので、論文や説明と合わせて評価するべきだろう。会場の一角には論文を置いたコーナーがあり、手に取って読むことができる。論文には調査のデータや詳細が記述されている。
奥の会場に展示してあった、「ポートフォリオ研究会」の成果がかなり良かった。学生の自主的な研究会とのことで、真摯な学びの姿勢にちょっと感心する。(先生や先輩になんでもすぐ聞く、という姿勢とは対極にある。)
プロセスなどの展示を見て説明を聞くと、この研究会の活動は、単に「ポートフォリオをどう作るか」というテクニックにとどまらず、自分たちの学びを位置づけたり、進路に結びつけたりするような活動を含んでいるように思えた。自分たちでポートフォリオの‘カタチ’を探る取り組みの中で、研究会に参加した学生さんたちは「作品や学びをまとめるとはどういうことか?」を、より深く考える機会を手にしているように思う。
これは、「ポートフォリオを作るのが‘あたりまえ’」になっている「デザイン学科」の学生よりも、ひょっとすると、深い学びの経験なのではないか、とも思う(確証は無いが)。このあたりは非常に興味深い。
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