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コミュニケーションの練習

kangaeru考えるシート

相手や自分について考える(コミュニケーションの練習)ための‘シート’がいろいろ用意されている。授業で使えそうだと思って購入。(たぶん、いくつか使うことになるだろう。)

僕のまわりには‘コミュニケーションが苦手な’若者(学生)が多いように感じる。そのことに気付いて、授業の中で気になり出したのは2〜3年前からだろうか。とりわけ、友だち関係がものすごくデリケートというかセンシティブというか、見ていて痛々しいほどである。。。(本人たちが‘痛い’かどうかは定かではない。)

彼らは、僕らが学生の時代からはおよそ信じられないくらい「友だちの間の人間関係」に気を使っている、というか、対人距離がうまくとれない(距離を縮めようとしない)ように‘見える’。(・・・まぁ、‘最近の若いものは…’なんて嘆いてみたって「僕の学生時代」は20年も前の話しなのだから、比べてみたところでしかたがないのだ。)

学生がコミュニケーションが苦手なことと、情報デザインの学びとは、一見、関係ないようにも思える。ただし、誰の目にも明らかなのは、「コミュニケーション能力の低いデザイナー」というのは社会に出てから役に立たないし、学びの過程で‘お互いに言いたいことも言わず切磋琢磨をしない’のでは、「デザイン力は鈍いままで、研ぎ澄まされることがない」ということ。

・・・大学は専門教育を行うところだからそんなことには関知しなくていいという考え方もあるし、それはそれで合理的だと思う。僕は、「苦手なら練習すればいいだけ」だと思っているので、どういう練習をさせたらいいのかを、できる範囲で考えてやってみることにしている。それで、この本が目に止まった。
もっとも、僕はカウンセラーでもなんでもないので、入り口まで導いたら、あとは学生個人の‘気付き’と‘目覚め’に期待するしかない。結果として期待通りにいくこともあるし、そうならないことももちろんある。

関連記事(本):Information Design?!: コミュニケーションの方法

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コメント

06.03.25
関連記事を追加。

投稿: よしはし | 2006.03.25 01:05

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