ディープ・スマート
ディープスマート−すなわち、経験に土台を置く‘エキスパートの専門知識’について、その重要性、特性、移転の方法などを述べた本。
「この本の最も重要なテーマを一つあげるとすれば、人間は経験から学ぶ(=知識を創造・再創造する)ということだ。当り前だと思うかもしれない。だが、それならなぜ、きちんとそれをマネジメントしないのか。」(第2章 経験を通じて学ぶ P37)
経営の本なので、もちろんマネジメントの視点から書かれているのだが、デザイン/デザイナーの多くが「経験知」によってプロの仕事をしていることを意識して読むと、非常におもしろく、そして示唆に富んでいる。
1〜4章は、読みながら自分の経験と照らして‘うなずく’ことしきり。どーして「経験知」のことがこんなに‘明瞭に’記述できるのだろう。。。(^^; 第7・8章で展開される‘経験知の移転’の話は、(ひたすら経験知を移転している)「デザイン教育」のはなしに直結する。うーん、なかなか深いな。
・・・読まなきゃいけない本(授業関係)が山積みなのに、寄り道ばかり。よりみちの方が楽しかったりするので、いいんだけど。(^^;
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