ワークショップ最終日(28日)
上の写真は、最終日の午後のプレゼンテーションの様子。
学生たちが提案したのは、古着のリサイクルショップ。ただの古着屋じゃなくて、‘子供向け’であるのと、その店で「ある体験」ができることにオリジナリティーがある。
上は、提案パネルの一部(抜粋)。
左は、フィールドワークとGTAで得たカテゴリーを元に考えた、ビジネスのモデル。右はいつもやってる‘エクスペリエンス・デザイン’のやり方を生かし「顧客の体験」をプロトタイピングしたもの(部分)。イラストを描かせると美大生は強い。
(教員も含めて)初めてやってみて、しかもたった3日だったのに、ちゃんと「ビジネス提案」になっていたのが、興味深いというか、すごいというか、おもしろいというか。(^^)
印象的だったのは、2日目に出た非常にユニークなアイデアが、3日目にビジネスの‘具体的なかたち’を考え始めたとたん急に現実的になって、あやうくつまらない提案になりかけたこと。このあたりは、経験値が必要なのかも。
講師:小林宏気・吉橋昭夫
参加学生:遠部千晶・児島直樹・杉山久后・餘吾澄枝・斉藤健
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コメント
なんとなく、写真だけで、想像できてしまうのは、難解な本と実践のおかげか。しかし、実際にやってみるところがさすがですね。参加学生は、ビジネス提案をする方法を学べるなんて、なかなかいのではないかと思いますが?
学生の感想を聞いてみたいとこですね。
投稿: meirou | 2006.08.03 08:30
>フィールドワークとGTAで得たカテゴリーを元に考えた、ビジネスのモデル。
新しい試みが学べる彼らがうらやましいです。
先日の「一緒にいたくなる携帯」とはどんな携帯だったのでしょうか?非常に興味深い、面白いテーマだと感じました。
>3日目にビジネスの‘具体的なかたち’を考え始めたとたん急に現実的になって、あやうくつまらない提案になりかけたこと。
その問題について。確かに経験値が不足していると思います。現在の技術の進歩度合いをあまり知っていないのでそうなってしまうのかもしれません。
投稿: まる | 2006.08.03 17:17
>meirouさん
「デザインの学校でビジネスを教える」やり方は‘本には書いてない’ので(^^; やってみる以外に方法がありません(笑)
>まるさん
今回の提案に技術(テクノロジー)のことは、全く出てこないんですよ。「経験値」と書いたのは、何を決めたらビジネスを「デザインした」ことになるのか?が、よくわからなかったということです(知らなくて当り前ですけど)。だから、知ってるビジネスを真似してしまってフツーになりかけた、ということです。
でも、気付いてそこから挽回するあたりがスゴイ、と講師の先生が言ってました。普通は戻れないらしい。。。
投稿: よしはし | 2006.08.03 23:49