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「人間国宝 松田権六の世界」展をみる

Kougeikan竹橋の近代美術館工芸館へ。こんなにまとまった数の漆芸作品を見るのは久しぶり。いやー、すごかった。すごすぎてめまいがした。(^^;

自然界からモチーフを取った‘図案’の見事さ、大胆で精密な‘構図’、手作業による緻密な‘描写’、蒔絵や螺鈿などの高い‘技術’、、、作品の美しさにはただ感嘆するばかり。静かに興奮しました。

いまの若い学生は、おそらく漆芸の‘本物’を見たことがないと思うし、興味を持つ人も少ないでしょう。でも「だまされたと思って」見に行ってごらん。すっごいから。
人間国宝の作品とグラフィックデザインとを同じ文脈で語るわけにはいかないけど、たとえばそういう視点で見てみたら、きっとカルチャーショックを受けると思うよ。

2月25日(日)まで。竹橋の国立近代美術館工芸館にて。
同じフロアの「人間国宝・巨匠コーナー」の展示もぜひ。これもすごい。

東京国立近代美術館_工芸館

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» 「松田権六の世界展」 [弐代目・青い日記帳 ]
東京国立近代美術館工芸館で開催中の 「漆芸界の巨匠 人間国宝 松田権六の世界」展に行って来ました。 ほとんど興味関心の無いジャンルの展覧会なので普段ならパスするのですが 1月7日に松田権六についてNHK教育テレビ「新日曜美術館」で放送されたのを観て 俄然実物をこの目で観たくなり、工芸館まで出向いてきました。 「人間国宝」なんて言われると天邪鬼な自分はつい眉をひそめてしまいます。 ところが松田権六の漆工芸に対する姿勢は大変謙虚です。 松田の漆芸は古典研究に深く裏付けられ、... [続きを読む]

受信: 2007.02.21 22:40

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