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多摩美・グラフィックデザインの卒展を見る

Gd_sotsuten有楽町の国際フォーラム4階をぜんぶ使った大規模な展覧会。テーマはEXCITING。
作品は撮れなかったのでカタログ買ってきました。ことしのは真っ白な表紙(左の写真)。

いつもながら表現のクオリティーの高さはすごいです。特に、今年のアニメーション作品は昨年にもまして質が高くて、ひきつけられて見入ってしまう作品が次々と画面に映し出されていました。

かなりの作品数があるのでアニメーション作品はぜんぶ見切れなかったけれど、見た中では「Block Man」(村越陽平)が圧巻でした。これホントに学生の作品だろーか。。。着想も世界観もそれを見せる表現力もすごいです。(^^)

情報デザイン学科にもグラフィックや映像に興味があると言う学生は多いけれど、もしホンキでやるなら、‘このレベルで勝負する’ということになります。就職活動や社会で仕事を始めてから戦う相手はこういうレベルにいる、ということは知っておいた方がいいですね。単にセンスや表現力の問題ではなく、質の高い作品の背後には制作に費やした濃密な時間が垣間見えます。

目指すべき目標や本気でやるという覚悟を早く決めるべきでしょう。あこがれや漠然とした思いだけではこのレベルには到達できないと思います。ここに真正面から斬り込むのか、自分の強みを活かして新しい領域を切り開くのか、そういうことも考えてみると良いかと。(^^)

ちなみに、会場スタッフをしていたグラフの学生さんに聞いたところ、授業としての‘卒業制作’は9月初めから1月下旬までの5ヵ月弱で、4月に始まる前期の課題から同じテーマで続ける人もいるそうです。また、早いひとは3年の後期くらいからすでにテーマを絞って取り組んでいるとのことでした。

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コメント

私も卒制、何校か見に行きました。中でもグラフのはすごかったですね。飛び抜けてる感じがしました。なんかくやしいし、このまま負けてられないなって気にさせられました。

投稿: 情報デザイン学科学生 | 2007.03.16 03:19

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