働く意味
著者は、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科准教授、キャリアカウンセラーの小島貴子氏です。
本書は、朝日新聞の連載をまとめたもので、就職活動というよりも「社会に出て働くこと」について、著者が若い人たちの悩みにていねいに答えアドバイスをしています。
いま就活している4年生、インターンシップに参加したり将来のことを考え始めた3年生は、ぜひ手に取ってみてください。悩んでいる人は、なにか道が見えてくるかもしれません。
あるいは、4月に社会に出て働き始め、悩んでいる人たちにも参考になる部分があるでしょう。
第一章 働くことに対する不安
第二章 就職活動に抱える不安
コラム:就職しようとしている子どもたちに、親がしてやれること
第三章 働き始めに抱える不安
コラム:働き始めたばかりの若者たちに、先輩や上司ができること
第四章 若者に接する上司や先輩や親が抱える悩み
以下、本書より抜粋。
「(略)二年間、集中的に若者たちの働く悩みを聞いて、私には一つわかったことがあります。それは彼らの「悩み」が実は「不安」だ、ということでした。(中略)そんな彼らがもっとも怖れるのは「失敗」です。一度失敗したら敗者復活はない、と信じているからです。そのため新しいことにぶつかると、楽しみというより面倒なことと感じるようです。新しいことに挑戦するより、現状維持でそつなくいきたい。それが彼らの願いです。(略)」(コラム‘働き始めたばかりの若者たちに、先輩や上司ができること’より)
日々、僕の目の前で起きていることと同じ。
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