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プロセスをモデルにする(上野毛の演習授業)

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昨日の夜、多摩美・造形表現学部デザイン学科の授業を見学しに上野毛へ。(見学というか、‘参加’してしまいましたが。(^^;)

3年生の演習課題で、「自分たちの制作の過程(プロセス)を記述し、モデル化する」という課題をやっていました。指導は、専任の植村朋弘先生と、非常勤の長田純一先生。(上の写真は授業の様子)

まず、演習前半に行ったグループ課題(時計のデザイン)のプロセスを振り返り、コンセプトが決まる経緯や、アイデアが具体的なカタチとなって行く過程、そこでの議論や意思決定を分析的に記述します。
次に、その中から、パターンやルールを見つけて「モデル」を作ります。最終的に、目で見て分かるカタチとして表現します。(表現はデジタルでも、立体物でもOK)

下の写真は、須藤充晃さんの「Process-BONSAI (仮)」(学生作品)。(その場で作品名を考えてもらったので、仮題です。)
Kaminoge2 Kaminoge3

デザインのプロセスで起きたことを直方体や球で表し、色と方向(4軸)で意味付けをしています。それらの構造を立体的につなぎ合わせて、関係性を表現した「モデル」です。

どことなく「盆栽」を思わせる表現になっていたので、デザインプロセスの「構造」が、「枝ぶり」や「たたずまい」のように見えたらきっとおもしろいねー、という話で盛り上がり、この仮題がつきました。成功したプロジェクトは枝ぶりが良い、とか(笑)。

情報やプロセスの「可視化」や「モデル化」は、出来事や現象をいったん‘抽象化’しなければならないので、初めてだとけっこう難しいです。アタマに浮かんだイメージをそのまま表現するのとは、ちょっと違うセンスが必要になります。自分たちの行為や思考を、ひとつ上のレベル(メタ・レベル)で俯瞰する視点が持てないと、うまくいきません。(いやー、難しい課題だ。(^^;)

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