4年ゼミ・卒制の指導
情報デザインコースでは、卒業研究制作を1年間を通じて行います(半年間という学科もあります)。
今年度の僕の4年ゼミには5名が所属しています(定員は10名ですが希望者5名でした)。4月に始まったゼミも、あっという間にもう一ヶ月が過ぎてしまいました。
今日の午前中の授業で、それぞれが取り組む「テーマ」がやっと少しずつ見えてきました。まだ具体性の点でもう一歩の人もいますが、半分は見切り発車でとにかく前に進めることにしました。
強引かもしれませんが(かも、じゃなくて、強引です。w)、スケッチブックやパソコン画面を眺めて熟考すれば納得のいくテーマが決まる、というものでもありません。あいまいなままでいいから手を動かして何か作ってみる描いてみる、先が見えない霧の中を手探りで進んでみるというやり方も、「デザイン」の方法(流儀、やりかた)のひとつだと僕は思います。
「情報デザイン」の‘新しい’テーマや問いは、そうやってもがいたり、じたばたしたり、突き進んだりする中から見えてくることがあります。(えー、じつは見えてこない時も多々あります(^^;)
試行錯誤をたくさんやれる、何度でもやり直せる、というのは学生の特権です。考えて作って考えて作って、また考えて、作って、ちょっと振り返って、作って、考える...そうやっているうちに、最初はうっすらとしか見えなかった「道」が見えてくるものです(^^)。
「見えた!」と思って進んでいくと、途中でプッツリ切れてたり、細い‘けもの道’になってたりもしますけど。あと、気付くとガケの一歩手前だったり。。。それでもいいんです。リスクを怖れていたら「創造的なしごと」はできませんからね。
近日中に、4年ゼミの公式ブログ(学生による運営)が登場する予定です。それぞれのテーマも発表されると思いますので、お楽しみに。
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