1年生のプレゼンテーション
パワーポイントで4〜5ページのデータをつくり、30人ほどのクラスの学生を前に、3分間のプレゼンテーションをする。大学1年生(二ヶ月半前に入学したばかり)には、それほど簡単ではないはず、と思っていました。(練習すればできるようになるけど)
・・・ところが、あまり細かい操作を教えなくても、みんな慣れた様子でパワーポイントのデータを作り(エフェクトも付いている)、事前の準備は完了。
プレゼンの当日も、大きな声で(学生に聞くとマイクは要らないと言うし、実際に声もよく通る)、緊張で立ちつくすこともなく、要点をまとめて、ちゃんと3分間のプレゼンを次々とこなしていきます。すごいなー。正直言ってこんなにデキるとは思ってませんでした。
これ、聖心女子大の1年生、情報活用演習という授業の先週の様子です。文系志望の女子学生のコンピュータ・リテラシーとは思えません(^^; なんだか時代が変わった感じがします。
高校の情報教育の成果なのか、それともたまたまあのクラスのリテラシーが高いのか。。。でも、授業のTAを担当している大学院生によると、(聖心の学生は)‘プレゼン慣れ’してるので、このくらいのレベルはわりとフツーなのだそうです。(入試や面接等で、人前で話をする機会も多いらしい。)
多摩美の1年生は、、、どうなの?(^^;
・・・調べてみたら、聖心女子大には「一般入試(プレゼンテーション方式)」っていうのがあります。
試験内容:プレゼンテーション課題提示・プレゼンテーション用シート作成(150分)、プレゼンテーションおよび質疑応答(1名15分)
うーむ。。。受験するのは高校生、と思うと、なかなかすごい。
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コメント
それは凄い。
むしろデザイン系学生(いや、学生だけじゃないかも…苦笑)のプレゼンテーション能力の低さに危機感を覚えます。
やっぱりちゃんと「プレゼンテーション講座」やらないとだめですかねえ。
投稿: ソノヤマ | 2008.06.23 09:35
最近美大系ではない友人と話をしていて思ったんですが、美大系の人間のほうがもともとしゃべるのが苦手、まして人前で自分の意見や成果を発表するなんていうのはきっと苦手中の苦手な場合が多いと思うんです。それで絵を描いていた、、っていうのがあると思うので。
でもデザイン系の学校ではそれをわかった上で教育や練習でなんとかしなくちゃいけないんですよね。
投稿: すわま | 2008.06.23 09:45
ソノヤマさん、すわまさん、コメントありがとうございます。
入試に「プレゼンテーション」という言葉があたりまえに使われているのが、軽くカルチャーショックでした。(^^;
高校生が知ってる、っていうことですからね。
プレゼンテーションがすべてではないけれど、慣れてないとか苦手ですとか言ってもいられない「現実」を見てしまった感じです。・・・練習あるのみ、ですね。
投稿: よしはし | 2008.06.24 14:44