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前期の卒制審査会が終わる

7日午後、8日終日をかけて、情報デザインコースの卒制審査会を行いました。

通年のテーマなので、まだ形になっているものは少なくて、コンセプトやテーマ、企画の発表が多数でした。(コンセプトの発表だけでいいかどうかは別として。)

テーマの内容はともかく、調査や実験、アイデアスケッチ、試作モデルの検討など、アタマで考えるだけでなく、汗をかき、手を動かしながら進めているひとは着実に前に進んでいるという印象を受けました。「情報デザイン」では、アタマで考えたことが一気にカタチになるなんてことはほとんどないので(他の「デザイン」も同様ですが)、試行錯誤を数多く重ねたひとが結局は早くゴールに手が届くと思うのです。

残念ながら、「えーと、いったいそれのどこが情報デザインなの?」って、思わず聞きたくなる発表もありました(答えられないと思うので聞かなかったけど)。「情報デザイン」っていったい何でしょう?

他のデザイン領域ですでに昔からやられていることを、わざわざ‘情報デザイン’と呼ぶ(呼び換える)必要はないんじゃないかと思うのです。もちろん、従来の領域を拡張して何か新しい意味や価値を付与しているのなら(情報デザインと呼んで)いいと思いますが。。。

(領域も定義も確定していないんだからなんでもありでしょ?と言われればそれまでです。定義して決めることではなくて、「歴史」が決めることなのかもしれません。)

・・・「次」は、9月下旬の中間審査会です。

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