感情とデザイン(「認知科学」書評より)
日本認知科学会の機関誌「認知科学」VOL.15 NO.4(Dec. 2008)に、ノーマンの「エモーショナル・デザイン」の書評が掲載されています(P707-708)。評者は野島久雄氏(「誰のためのデザイン」の訳者)です。
「エモーショナル・デザイン」と「感情科学」の2冊を取り上げ、(1)感情とデザイン,(2)感情を研究する というふたつの項目で論評しています。認知科学における「感情研究」の位置付けや、インタフェース・デザインとの関連などに言及しており、たいへん興味深く読みました。
「...具体的な行為と結びつけることによって感情は調べやすくなる.まさに,これこそがノーマンが前掲書(注:「エモーショナル・デザイン」)で試みているアプローチといえよう.インタフェースや情報デザインこそが,感情研究の最先端のフィールドなのだ.」(書評より引用)
エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために
感情科学―Affective Science
誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論
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