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2009.05.06

トップアスリート16人の身体論

時速250kmのシャトルが見える
−トップアスリート16人の身体論
佐々木正人 ・著

 
雑誌「VS.(バーサス)」でのインタビューを編集したものです。トップアスリート16人が自身の身体と環境について語っています。聞き手は生態心理学の第一人者である佐々木正人先生。「アフォーダンス」に対してこういうアプローチのしかたがあったのかと、驚かされます。

それぞれのアスリートが身体と環境について語っていますが、とりわけ、飛び込み選手やシンクロナイズドスイミング選手らが語る「水」は、想像を超えたものでした。彼らにとっての「水」という‘環境’は、どんなもので、どのように感じられ、そこでどのようにふるまっているかが詳細に語られていて、非常に興味深いです。

環境と身体について、独特の言い回しで‘語る’トップアスリートもすごいと思いますが、短時間のインタビュー(1時間程度だそうです)で、これらを的確に‘聞き出してしまう’佐々木先生もすごいです。(^^;(私がすごいなどと言っては失礼ですが。) 佐々木先生のひとつひとつの‘質問の深さ’を味わうという読み方もあります。「おー、そこでそれを聞くのか...」みたいな。(^^)

アフォーダンスの概念は難しく、‘モノの持つ性質’のように理解(誤解)しているひとも多いのですが、本書で語られている「環境」がアフォーダンスの本質だと思います。

時速250kmのシャトルが見える 佐々木正人 | 光文社新書 | 光文社

・・・ちなみに、私、高校時代にバドミントン部でしたが、250kmのシャトルは‘見えません’。見えるわけないじゃないですか(そんなスマッシュ受けたことないけど)。。。そして潮田怜子選手はコートの空間を20分割して(!)とらえているそうですが、アマチュアは、前・まんなか・後ろ、ぐらいが限界です、はい。(^^;

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コメント

アスリートにしか見えない環境...興味深いですね。読んでみますー!


インタビュー形式なので、わりとすぐに読めますよ。(^^)
さらに、一問一答ごとの意味を読み込むと、かなーり「深い」ものがあります。

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