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「誰のためのデザイン」を読んで発表する授業

Norman0905

このごろ教室(オープンスペース)のあちこちで、本やノートを広げて打合せをしている学生のグループをいくつも見かけます。通りすがりにのぞき込んでみると、、、そこに広げてあったのはノーマンの「誰のためのデザイン?」でした。

情報デザイン学科の専門講義科目「ヒューマンインタフェース」(矢野英樹 講師)で、グループごとに担当した章をまとめて発表するのだそうです。(専門講義科目は、2,3年次の選択必修)

読み慣れない(認知心理学の)専門用語に苦労しているようでしたが、これまでのデザイン演習の課題や身の回りにある製品のデザインなどと関連付けて、まずは自分なりに理解してみるとよいと思います。
認知科学者が書いた本なのでいまは難解で理解できない部分もあると思いますが、いちど学んでおけば、イザとなったら(より高度な内容が必要となったときには)自分でその先を学ぶことができますから。

この「ヒューマンインタフェース」や僕が後期に担当する「認知科学とデザイン」は、インタフェース・デザインの基礎となる‘理論’を学ぶだいじな授業です。プロダクト製品のボタンや操作パネル、タッチパネルの画面にとどまらず、ウェブ・デザインでも「ユーザビリティー」はいまや必須です。デザイナー/クリエイターを志す学生が、このような‘人間の認知についての理論’をきちんと学んでおくことは、いまも将来もかなり重要です。

これらの授業を受けたあとで、「デザインは自身の直感‘だけ’でやるものではない、ということがわかった。」とか「インタフェース・デザインに興味を持った」と言ってくれる学生が毎年いるので、情報デザインの学びとしての教育効果はけっこう高いのです。(^^)

関連:
Information Design?!: 札幌報告・札幌市立大で集中講義(2008年度)
Information Design?!: 認知科学@札幌(2007年度)

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コメント

 この本、「誰のためのデザイン?」という素直な意味からすると「使いやすさの造本」は英語版の方が断然優れていますね(笑)。
 ところで、14ページに出てくるドアのアフォーダンスを考える良い例が多摩美の図書館にあります。1階のトイレに入るときのドアです。オープン時から改装されていなければ、ある意味ラッキーということで(笑)。

投稿: キムラ | 2009.06.02 13:16

コメントありがとうございます。

図書館のトイレのドアですね(使ったことありません)。

了解しました。さっそく、実地調査に向かいます。(^^;

投稿: よしはし | 2009.06.02 20:37

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