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世代論 もしくは、若者論(新書2冊)


左:「情報病―なぜ若者は欲望を喪失したのか?」
著者は、三浦 展・原田曜平。
ふたりの若者−草男くん、鉄子さん(いずれも仮名)−への‘デプスインタビュー’をまとめたもの。インタビューは架空ではなく、ふたりは実在する学生(早稲田大学と立教大学)。
参考:MBA経営辞書「デプスインタビュー」 | GLOBIS.JP

右:「近頃の若者はなぜダメなのか−携帯世代と『新村社会』」
原田曜平・著。
1,000人を超えるインタビューをもとにケータイでつながる若者の人間関係に焦点をあて、その関係性を「新村社会」と呼ぶ。

大学で目の前にいる学生たちはまさにこれらの本で取り上げられている「世代」で、まぎれもない「若者」たち。本の中で指摘されている世代全体の傾向や特徴には、うなづけることが多い。(それが、病なのか、ダメなのか、はともかくとして。)

僕自身は「新人類」と呼ばれた世代らしく、三浦氏の年齢にいちばん近い。読んでいて共感するのは、インタビューの中で三浦氏が時折みせる草男くんへの‘ツッコミ’だったりする(笑)。そういう意味で、「情報病−」の方は、若者論というよりも‘世代論’として興味深く読んだ。

2冊ともにネガティブで刺激的なタイトルなのは売るための方略だとしても、‘新人類’からみた率直な感想としては、「村の空気」に支配されている生活は息苦しく、なんと不自由でがんじがらめで面倒くさいことか、と思う。(オレはこの世代では生きていけないなゼッタイ (^^; )

一方、クリエイティブを至上とするシーンにおいては、この「村の空気」ってやつは、なかなか手強い‘敵’である。空気を必死で読み、まわりをうかがいながら作ったものが「創造的」だとは、僕には思えないから。むしろ空気を読まないことで発揮されるある種の‘個性’もあるのだから。

あ、それから、ぜひとも分析されている当事者たちに、読後感を聞いてみたいと思う。「わかってないよね。」というのも期待しつつ。

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