ナイチンゲール 心に効く言葉
「ナイチンゲール 心に効く言葉」, F.ナイチンゲール・著, ハーパー保子・訳
フローレンス・ナイチンゲールの3冊の著書から選ばれた「言葉」が収められています。
目次:
第一章 自己を高める
第二章 人を愛する
第三章 ともに生き、ともに働く
第四章 人の上に立つ
どれもが心にひびく言葉です。沁み入る言葉もあります。
第四章では人の上に立つ者の心得を説いていますが、ビジネスリーダーや経営学者のそれとは少し趣がちがいます。心の深いところに届く気がします。
−以下、第四章より引用。
「私たちが権威を身につけ、権威をもって人に命令したり管理したりできるようになるためには、どんな資質が必要なのでしょうか。
任務や地位それ自体は関係ありません。権威ある立場にいても、全く権威のない人はいくらでもいますし、逆に、ごく低い地位にいながら、周囲に対して多大な影響と権威を発揮する人もいます。他人を管理するために何よりも求められる要因は、言うまでもなく、自分自身を管理できる人間であることです。」
「人の上に立つ人は、何でも自分の思いどおりにするためではなく、誰もが幸せになるように奉仕するために存在しています。人をおさめる立場になろうとする人が、決して処世訓にしてはいけないのは、『自分の好きなようにする』ということです。それは秩序を乱すことであって、人をおさめるということではありません。悪魔に権力を譲り渡すことです。
人をおさめる者は、人をおさめたいという欲の持ち主であってはなりません。」
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