« 仕込んだ「味噌」のその後。 | トップページ | 美の巨人たち−モンドリアン【放送予定】 »

HRP-4 のデザイン

HRP-4:川田工業と産業技術総合研究所が共同で開発を行った等身大サイズの「働く人間型ロボット研究開発用プラットフォーム」

働く人間型ロボットHRP-4-川田工業株式会社-機械システム事業

体重は、驚きの39kg(!)。この値は、ロボットが人と共同作業をするときに‘ロボットに押しつぶされる怖さ’をかなり軽減してくれる数字です。いざとなったら突き飛ばせそうな(いや、突き飛ばさないけど(^^; )重さです。(ちなみにホンダのASIMOは54kg)

デザインは、プロダクトデザイナーの園山隆輔氏(T-D-F)が手がけています。デザインコンセプトは「スリム・アスリート」。
先日、園山さんとお話しする機会があり、ロボットのデザインについていろいろ話が聞けました。

話をお聞きしたあとで、あらためて「人間型ロボットのプロダクトデザイン」について見ていくと、これまでの工業製品と比べてかなり‘造形がむずかしい’デザイン対象であることがわかります。

まず、二足歩行の人間型ロボットは足の裏を除きほぼ360度すべてが‘見えて’いて、裏や底面にあたる部分がほとんどありません。見えているところはぜんぶ造形しなければならないということです。

そして、全身が「可動部分」だらけです。動いたときに関節などがぶつからないように造形しなければいけないし、しかも、ロボットの関節の可動範囲は人間のそれを超えているので、思いもよらない方向に動いて限度を超えるとか。このへんまでしか動かないはず、と可動範囲の見積もりを誤ると、動き出したとたん思わぬ部分が干渉(ぶつかる)して、美しい形を検討するどころではなくなるらしいです。。。(^^;

将来、人間型ロボットが車や家電のように産業になっていったときに、いままでのプロダクトデザインのスキルに加えて、「複雑な動きを前提とした造形方法」のような新しい理論やスキルが必要になってくるかもしれません。

|

« 仕込んだ「味噌」のその後。 | トップページ | 美の巨人たち−モンドリアン【放送予定】 »

デザイン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18028/49527770

この記事へのトラックバック一覧です: HRP-4 のデザイン:

« 仕込んだ「味噌」のその後。 | トップページ | 美の巨人たち−モンドリアン【放送予定】 »