サービスデザイン2011 "Shopping"
情報デザインコース 後期 3年次演習 サービスデザイン、ことしも授業が始まりました。昨年までの「食」に代えて、今年は新しいテーマ「Shopping」を設定しました。
Shoppingといっても店舗設計をするわけではありません。買うこと・売ることについてのサービス利用者の経験(User Experience)を中心にサービス提供のしくみを考え、それらを目に見える何かの形に表現していくことがサービスデザインのゴールです。
今年は、新たに“CJM”(Customer Journey Mapping)というサービスの記述の方法を取り入れています。
成果は、来年1月の「情報デザインコース後期末展覧会」(八王子キャンパス)で、展示発表します。
(授業概要)
サービス・デザイン 2011 Shopping
担当教員:吉橋昭夫・矢野英樹・須永剛司
履修学生:23名、2011年9月〜2012年1月
1.サービスをデザインする:
「サービス」は、人と人、人と情報との新しい関係を生み出す新しいデザインの対象です。ここ数年、特にアメリカ、ヨーロッパを中心に‘Servie Design’は新しいデザイン分野として注目を集めています。
このプロジェクト(授業)では、具体的なサービスを考え、人とのインタラクションをデザインします。そのことを通じて、人と情報との関係を整理しサービスをデザインする基本的なプロ セスと手法を学んでいきます。
2.課題テーマ:
「Shopping」買うこと/売ることのサービス
調べること、選ぶこと、買うこと/売ること、使うこと、人にすすめること、人に譲るこ と、リサイクルすることなど、“ Shopping ” にまつわる「新しいサービス」をデザインし、 サービス利用者の経験を目に見えるかたちにしていく。
3.プロセス:
1)3つの視点で考える:活動を基盤とするデザイン・社会の中のデザイン・経験と身体
2)経験とプロトタイピング:経験すること、試作してかたちにする
4.最終作品のかたち
・利用者の経験を示す「CJM」
・利用者にサービスを提供するための「ツール」
・サービスのしくみやシステムを表すもの。
(ブックレット、マニュアル、パンフレット、 インフォグラフィックスなど。)
・説明・展示のための資料、パネル
・プロジェクト全体をまとめた「ポートフォリオ」
●成果発表:
情報デザインコース 後期末展覧会
作品展示とプレゼンテーション
2012年1月11日(水)12日(木)
八王子キャンパス 情報デザイン棟
(参加無料、申込不要、入退場自由)
関連:
Customer Journey Map | Service Design Tools
昨年の授業:
Knowledge Design Lab. −知識デザイン研究所: サービスデザイン2010
サービスデザイン2010公式ブログ
« 東京ゲームショウ2011 | トップページ | This is Service Design Thinking »
「情報デザイン」カテゴリの記事
- 多摩美 情報デザインコース 卒業研究制作展 2015(2015.01.14)
- 多摩美「サービスデザイン2014」展示発表(2014.12.31)
- 多摩美 情報デザインコース「前期末展覧会」(2014.07.17)
- 情報デザインの15年、そして16年目へ(2014.04.09)
- 多摩美 情報デザインコース 卒制展 2014(2014.03.07)
「大学・教育」カテゴリの記事
- 多摩美 情報デザインコース 卒業研究制作展 2015(2015.01.14)
- 多摩美「サービスデザイン2014」展示発表(2014.12.31)
- 多摩美 情報デザインコース「前期末展覧会」(2014.07.17)
- 多摩美 2013年度 PBL成果発表会(2014.03.27)
- 2013年度 多摩美 卒業制作展・大学院修了制作展(2014.03.20)
「サービスデザイン2011」カテゴリの記事
- 【再掲】「サービスデザイン2011」プレゼンテーション(2012.03.22)
- 【第一報】「サービスデザイン2011」成果報告会(2012.01.25)
- 7つのサービス提案(多摩美 サービスデザイン2011)(2012.01.05)
- 【プレゼン日程変更】【予告】多摩美 サービスデザイン2011 作品展示・発表(2011.12.02)
- サービスデザイン2011 中間プレゼン(2011.11.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント