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写真を洗う

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10月9日(日)に上野毛で行われた被災写真洗浄プロジェクトに参加しました。

陸前高田市から運ばれたアルバムから、写真をていねいに取り外して、1枚ずつ注意深く洗って、砂や汚れを落としたあと、乾燥させるために1枚ずつ干していきます(写真上・撮影:吉橋)。

アルバムのほとんどは表紙が砂にまみれ中のページまで砂やゴミが入り込んでいて、津波の被害を思わずにはいられません。塩水に浸かったことによる湿気やその後のバクテリアの繁殖などで、写真の傷みはかなりすすんでいました。

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(撮影:堀内先生,facebookより転載)

比較的傷みの少ない写真は、刷毛や筆を使ってていねいに水洗いしていくと元通りのきれいな写真にもどっていきます。アルバムの表紙や書かれたメモなどを手がかりに、なんとか持ち主の元に戻って欲しいと願います。

傷みが進んでしまったものは、水に浸けただけで画像の層が融けてしまったり、砂が印画紙の表面に貼り付いたまま落とせなかったり(無理に落とそうとすると画面が剥離してしまう)、思うように救えないことにずいぶんもどかしさも感じました。(傷みのひどい写真は、洗う前にデジカメで撮影をしています)

東京に住む私にとっては、アルバムの持ち主もそこに写っている人たちもまったく知らない方々ですが、赤ちゃんの写真、誕生日やお正月の家族の写真、町の駅伝大会の写真、修学旅行の写真や職場の慰安旅行の写真などを1枚づつ洗いながら、被災した方々のかつての暮らしについて、そして今について、いろいろ考えました。

わずかな時間でできることには限りがあり、いろいろなことを自問自答しながらの作業でしたが、参加してよかったと思っています。あらためて、自分にできることをやろう、という気持ちになりました。

お声かけいただいた堀内先生(多摩美術大学)、プロジェクトを進めた菅原さん、当日の準備などをしてくださった造形表現学部の学生のみなさん、ありがとうございました。

COCOLINK ココリンク

ほかに、3331 Arts Chiyodaでも同様の写真洗浄が行われています。(10月23日まで)
被災地写真洗浄ボランティア:3331 Arts Chiyoda:アーツ千代田3331:3331 ARTS CYD

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