ウェブはグループで進化する
「ウェブはグループで進化するーソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」」
ポール・アダムス 著, 小林啓倫 訳
著者は、Google+のサークル機能の基礎をデザインし、その後facebookに移籍したという経歴の持ち主です。原書のタイトルは“Grouped: How small groups of friends are the key to influence on the social web”
「ソーシャル」の本質を、人々のコミュニケーションや集団の特性、人間関係など多方面の研究を参照しながらひもといていきます。参考文献も多数紹介されているので、さらに深く考えるために有用です。第10章には、本書の重要なポイントが簡潔に要約されているので、こちらを先にざっと読んでおくと、理解が早いかもしれません。
各章のおわりにはソーシャル・マーケティングに関する「アドバイス」がまとめられています。マーケティングに限らず、「ソーシャル」に関わる仕事をしているひと、デザインに関わる人は一読する価値があるでしょう。
ただし、すべての考察が「次のマーケティングに生かすには?」という視点に集約されているので(分かりやすいといえば分かりやすいのですが)、マーケティングを生業としていない読者にはややくどいかもしれませんね。
THINK OUTSIDE IN A blog by Paul Adams
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