デザインの本

THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. (日本語版)

THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases ー 領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計
マーク・スティックドーン, ヤコブ・シュナイダー 編著, 長谷川敦士, 武山政直, 渡邉康太郎 監修, 郷司陽子 翻訳

待望の翻訳です。サービスデザインの概要から考え方、様々なデザイン手法やツールの紹介など、入門書としてとてもよいと思います。

様々な手法の解説編は概要の紹介にとどまっているため、実際のデザインワークのためには本書をもとにしてさらに調べたり、実践しながら深めたりする必要があります。

(献本いただきました。ありがとうございます。m(_ _)m )

参考:原書(英語 Kindle版)
This is Service Design Thinking: Basics-Tools-Cases

This is Service Design Thinking

日本語版 出版社サイト:
THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計 (株式会社ビー・エヌ・エヌ新社)

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かたちのみかた

「かたちのみかた」立花文穂・著

女子美術大学 芸術学部ビジュアルデザイン専攻の授業(指導:立花文穂 准教授)をもとにした本です。

デザインという行為の手前にある、観察して、体験して、感じて、考えて、かたちにする様々な経験が紹介されています。「点をみる」「石をみる」「からだをみる」「じぶんをみる」など、すばらしい実践の数々です。

こうして自分の身体の感覚や感受性のチャンネルを開くことで、創造的な「かまえ(向き合う姿勢のようなもの)」が、次第にできてくるのでしょう。

デザイン思考などいろいろな創造的な手法や方法論が知られていますが、前提(準備段階)としてこのような「かまえ」を獲得しているかどうかで、生み出される成果に大きな差が出ると思います。

誠文堂新光社/かたちのみかた

女子美術大学|ビジュアルデザイン専攻

(fbより一部修正して転載)

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プレイフル・ラーニング

「プレイフル・ラーニング ワークショップの源流と学びの未来」,上田信行・中原 淳 編著

上田信行先生の「プレイフル・ラーニングの旅」を、中原先生のナビゲーションでたどる第1章、ネオミュージアムでの実践記録の第2章、そして、金井壽宏×上田信行×中原淳による鼎談を収めた第3章。
上田先生が歩んでこられたプレイフル・ラーニングの道のりと、ワークショップ実践の今がわかる貴重な一冊です。

三省堂|プレイフル・ラーニング ワークショップの源流と学びの未来

続きを読む "プレイフル・ラーニング"

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子どもたちの100の言葉 増補改訂版

「子どもたちの100の言葉」,レッジョ・チルドレン 著, ワタリウム美術館 編


うれしい再出版。
増補改訂版(翻訳者の修正、新たな画像と佐藤学氏の前書きを追加)とのことです。

on Sundays:
onSundays/商品詳細 子どもたちの100の言葉・増補改訂版
ワタリウム美術館:
watari-um - lrejyo children, レッジョ アプローチ、チルドレン、幼児教育

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ポートフォリオ制作の参考になる本


クリエイティブ職の就職活動に必ず必要になる「ポートフォリオ」の参考になりそうな本を2冊紹介します。

左:「必勝! ポートフォリオ入門」インプレスジャパン編集部・編
右:「creator 2014」日本広告制作協会・著
ポートフォリオ指導がメインの本ではありませんが、参考作品(ポートフォリオ)がいくつか掲載されています。

この手の本は、あたかもポートフォリオを作るマニュアルのように書かれていますが、このとおりにやればポートフォリオづくりはOKだと誤解しないように。そもそもポートフォリオは自分をアピールするためのツールなので、誰かの言うがままに作った時点でアウトということをお忘れなく。参考にするだけにしましょう。

Impress Japan: 必勝! ポートフォリオ入門
CREATOR2014 - (社)日本広告制作協会 / 六耀社

・・・そして、なんだか毎年おなじことを書いている。(^^;
ポートフォリオ見本帳: Knowledge Design Lab. −知識デザイン研究所


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ワークショップと学び3 まなびほぐしのデザイン

「ワークショップと学び3 まなびほぐしのデザイン」
苅宿俊文, 佐伯 胖, 高木光太郎・編

シリーズの第3巻は「まなびほぐし」をテーマとしている。
第I部 ワークショップをたちあげる
第II部 ワークショップを分析する

巻末のあとがき、佐伯胖先生による「シリーズを終えてー学び学としてのワークショップ」は示唆に富んでいる。「『まなびほぐし』と『まなびどり』で構成される佐伯の『まなび学』の概要」(p307)が語られている。

「気づく」こと、感化を通した「まなびどり」、絶えざるリフレクション(省察)など、美術大学での「まなび」と重なる点も多くとても味わい深く読んだ。

ワークショップの企画や実践に関わってるひとはもちろん、なにげなくワークショップという言葉を使っているひとも、必読の一冊でしょう。

ワークショップと学び[全3巻]:シリーズ・講座:東京大学出版会

関連記事:
ワークショップと学び1 まなびを学ぶ: Knowledge Design Lab. −知識デザイン研究所

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プロとして恥ずかしくない-大原則シリーズ

左:プロとして恥ずかしくないIllustratorの大原則 改訂四版
右:プロとして恥ずかしくないPhotoshopの大原則 改訂四版

CS6にも対応した3年ぶりの改訂版です。「〜大原則」は、アプリケーションの入門書、技法書として、息の長いシリーズですね。(ちょっと調べたら、昔のブログで初版を紹介したのは2004年でした。)

impress Direct プロとして恥ずかしくないIllustratorの大原則 改訂四版
impress Direct プロとして恥ずかしくないPhotoshopの大原則 改訂四版

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デザイン・ドリブン・イノベーション

左:「デザイン・ドリブン・イノベーション」,ロベルト・ベルガンティ(ミラノ工科大学 教授)著, 佐藤典司, 岩谷昌樹, 八重樫 文 , 立命館大学経営学部DML 訳
右:原書“Design-Driven Innovation: Changing the Rules of Competition by Radically Innovating What Things Mean”

デザインとイノベーション、マネジメントの問題に正面から取り組んだ研究。とても興味深く読んだ。

ベルガンティ教授は「意味の急進的イノベーション(Radical Innovation of Meanings)」を唱え、それはユーザー中心のデザインでは実現しないと言い切る。他社を寄せつけない「意味の急進的なイノベーション」を起こすためのデザインとイノベーションに関する考え方や経営上の施策が書かれている。
デザイン・ドリブン・イノベーションのために必要となる‘デザイン・ディスコース’は、会社をとりまく大きな文化的社会的な枠組みであり、社内のデザイン・ドリブン・ラボがそれを推進する要として機能すべきという。

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1からのサービス経営


初めてサービスを学ぶひと(大学生、社会人)を対象に書かれた入門書です。

事例が豊富で、無形の「サービス」の特性を理解する助けになります。
サービス・マネジメントの基本となる理論もきちんと押さえてあり、入門用テキストとして、とても良いと思います。

サービスをデザインするには、まず「サービス」を理解することから始めるのが基本でしょう。身の回りにたくさんあるので、わかった気になっていますが、「サービス」をデザインの対象としてあらためて見てみると、かなり手ごわい相手だと気づくはずです。
サービスやそのデザインを単なる流行りとしてではなく、腰を据えて勉強したい方におすすめします。

本書を読むと、ウェブ・サービスやネット系のサービスは、サービス全体の一部に過ぎないということや、モノとサービス(のデザイン)がもはや区別して考えられないこともわかると思います。

目次はこちらから(出版社のサイト):
1からのサービス経営 - 伊藤宗彦・高室裕史(編) | 碩学舎

(2012.7.8 追記)
サービス・デザインに特に役立つのは、1章 サービス経営のマネジメントと、8章 サービスによる価値創造。

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未来を発明するためにいまできること


「未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II」, ティナ・シーリグ 著, 高遠裕子 訳
(右は原書“inGenius: A Crash Course on Creativity”)

とてもおもしろかった。創造的であるとはどういうことか、深く考え実践してきた著者だからこそ書ける内容だと思う。
いわゆる「デザイン思考のワークショップ」が、イノベーション教育、起業家育成のごく一部であるということも改めて確認できた。

本書には、そのひと本人が創造的になるための方法やヒントが数多く述べられている。同時に、そのひとが(起業して)組織を率いる立場になったときに、その組織やメンバーをいかにして創造的にするかという知見も提供されている。

NHKで放送されたスタンフォード白熱教室でなぜあれほどまで言語化しやり方や意味を細かく説明していたのか、その理由が少しわかった気がする。(受講生が単に創造性を身につけるだけなら、課題をこなせば良く、過剰な説明は不要だから。)

最後に、いちばん大事なことは、この本を「読んだだけ」では決して創造的にはならないということ。本を読んで、創造性が「わかった」気になるのがいちばんあぶないんじゃないかと。
「クリエイティビティとは、頭で考えるだけでなく、実際にやってみるものだ、ということです。」と、ティナ・シーリグ教授もおっしゃってます。(^^)

関連記事:
20歳のときに知っておきたかったこと: Knowledge Design Lab.
ティナ・シーリグ スタンフォード白熱教室(DVD): Knowledge Design Lab.

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