経営の本

THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. (日本語版)

THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases ー 領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計
マーク・スティックドーン, ヤコブ・シュナイダー 編著, 長谷川敦士, 武山政直, 渡邉康太郎 監修, 郷司陽子 翻訳

待望の翻訳です。サービスデザインの概要から考え方、様々なデザイン手法やツールの紹介など、入門書としてとてもよいと思います。

様々な手法の解説編は概要の紹介にとどまっているため、実際のデザインワークのためには本書をもとにしてさらに調べたり、実践しながら深めたりする必要があります。

(献本いただきました。ありがとうございます。m(_ _)m )

参考:原書(英語 Kindle版)
This is Service Design Thinking: Basics-Tools-Cases

This is Service Design Thinking

日本語版 出版社サイト:
THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計 (株式会社ビー・エヌ・エヌ新社)

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サービス・イノベーションの理論と方法(追記 2012.10.7)

「サービス・イノベーションの理論と方法」,近藤隆雄明治大学経営大学院教授)著

サービス研究のレビューからサービス・イノベーションと組織学習、サービス・イノベーションの方法など最新の研究まで、近藤先生のサービス研究の集大成ともいえる一冊です。
(ひとまず紹介,追記予定)

公益財団法人日本生産性本部 - サービス・イノベーションの理論と方法

関連記事:
4年ゼミの輪読「サービス・マネジメント入門」: Knowledge Design Lab.
(2012.8.31投稿)

--以下追記 2012.10.7

パート1 サービスの理論(第1〜3章)では、これまでのサービス研究がレビューされており、「サービス」という領域や概念の理解に役立ちます。サービスを正しく理解するために押さえておきたい知識です。

本書で述べられている「サービス・デザイン」「サービス・イノベーション」は、(同じ語でも)最近、デザインの領域で話題になっているものとは、問題として取り上げていることやアプローチのしかたがかなり違います。

人や組織がサービスにイノベーションをもたらすという視点から、組織学習が重視されており、サービス・ドミナント・ロジックの観点からの考察もおこなわれています。「サービスそのもののイノベーション」という点ではやはり近藤先生の立場が本流でしょう。第9章 サービス・デザインでは、STSアプローチというサービス生産システムの効果性や効率性を高める新しい方法が提案されています。

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サービス・ドミナント・ロジック

「サービス・ドミナント・ロジック―マーケティング研究への新たな視座」,井上崇通, 村松潤一・編

ひとまず紹介。(追記予定)

同文館|書籍詳細:サービス・ドミナント・ロジック

関連:
明治大学サービス・マーケティング研究所

公開フォーラム「サービス・ドミナント・ロジックとマーケティング」
日時:平成24年9月19日(水) 13:00~16:00
会場:明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン2階 ヴィクトリーホール
入場無料,要申込

参考:
サービス・ドミナント・ロジック - マーケティングWiki~マーケティング用語集

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ビジネスモデルイノベーション

「ビジネスモデルイノベーション―知を価値に転換する賢慮の戦略論」,野中郁次郎, 徳岡晃一郎 編著

ビジネスモデルキャンバスなどで、再び注目されるようになったビジネスモデルをテーマとし、イノベーションの方法について様々な視点から述べている。
ここで扱う「ビジネスモデル」は、顧客を起点として社会や企業を関係づけるエコシステムとして考えるべきもので、一社の利益のみを追い求めた第一世代のビジネスモデルではないという。

「第6章 ビジネスモデルとデザイン思考ービジネスモデル・イノベーションの実践知」(紺野登)を精読しつつ、多摩大学大学院でのワークショップを思い出して復習。こうしてまとまったものを読むと、ビジネスモデルのパターンランゲージはとてもわかりやすい。(でも、実際にビジネスモデルをデザインしようとすると、なかなかうまく使えないのはなぜだろう?(^^; )

ほかに、第8章 事業創生モデルを推進するイノベーターシップ(徳岡晃一郎)で紹介されているMBAに代わるリーダー育成プログラム MPW(Master of Plactical Wisdom)も興味深かったのでチェック。

ビジネスモデル・イノベーション | 東洋経済オンライン

関連:
実践知研究センター : 富士通総研

ビジネスモデルデザイン: Knowledge Design Lab. −知識デザイン研究所
BUSINESS MODEL GENERATION: Knowledge Design Lab. −知識デザイン研究所

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デザイン・ドリブン・イノベーション

左:「デザイン・ドリブン・イノベーション」,ロベルト・ベルガンティ(ミラノ工科大学 教授)著, 佐藤典司, 岩谷昌樹, 八重樫 文 , 立命館大学経営学部DML 訳
右:原書“Design-Driven Innovation: Changing the Rules of Competition by Radically Innovating What Things Mean”

デザインとイノベーション、マネジメントの問題に正面から取り組んだ研究。とても興味深く読んだ。

ベルガンティ教授は「意味の急進的イノベーション(Radical Innovation of Meanings)」を唱え、それはユーザー中心のデザインでは実現しないと言い切る。他社を寄せつけない「意味の急進的なイノベーション」を起こすためのデザインとイノベーションに関する考え方や経営上の施策が書かれている。
デザイン・ドリブン・イノベーションのために必要となる‘デザイン・ディスコース’は、会社をとりまく大きな文化的社会的な枠組みであり、社内のデザイン・ドリブン・ラボがそれを推進する要として機能すべきという。

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1からのサービス経営


初めてサービスを学ぶひと(大学生、社会人)を対象に書かれた入門書です。

事例が豊富で、無形の「サービス」の特性を理解する助けになります。
サービス・マネジメントの基本となる理論もきちんと押さえてあり、入門用テキストとして、とても良いと思います。

サービスをデザインするには、まず「サービス」を理解することから始めるのが基本でしょう。身の回りにたくさんあるので、わかった気になっていますが、「サービス」をデザインの対象としてあらためて見てみると、かなり手ごわい相手だと気づくはずです。
サービスやそのデザインを単なる流行りとしてではなく、腰を据えて勉強したい方におすすめします。

本書を読むと、ウェブ・サービスやネット系のサービスは、サービス全体の一部に過ぎないということや、モノとサービス(のデザイン)がもはや区別して考えられないこともわかると思います。

目次はこちらから(出版社のサイト):
1からのサービス経営 - 伊藤宗彦・高室裕史(編) | 碩学舎

(2012.7.8 追記)
サービス・デザインに特に役立つのは、1章 サービス経営のマネジメントと、8章 サービスによる価値創造。

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未来を発明するためにいまできること


「未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II」, ティナ・シーリグ 著, 高遠裕子 訳
(右は原書“inGenius: A Crash Course on Creativity”)

とてもおもしろかった。創造的であるとはどういうことか、深く考え実践してきた著者だからこそ書ける内容だと思う。
いわゆる「デザイン思考のワークショップ」が、イノベーション教育、起業家育成のごく一部であるということも改めて確認できた。

本書には、そのひと本人が創造的になるための方法やヒントが数多く述べられている。同時に、そのひとが(起業して)組織を率いる立場になったときに、その組織やメンバーをいかにして創造的にするかという知見も提供されている。

NHKで放送されたスタンフォード白熱教室でなぜあれほどまで言語化しやり方や意味を細かく説明していたのか、その理由が少しわかった気がする。(受講生が単に創造性を身につけるだけなら、課題をこなせば良く、過剰な説明は不要だから。)

最後に、いちばん大事なことは、この本を「読んだだけ」では決して創造的にはならないということ。本を読んで、創造性が「わかった」気になるのがいちばんあぶないんじゃないかと。
「クリエイティビティとは、頭で考えるだけでなく、実際にやってみるものだ、ということです。」と、ティナ・シーリグ教授もおっしゃってます。(^^)

関連記事:
20歳のときに知っておきたかったこと: Knowledge Design Lab.
ティナ・シーリグ スタンフォード白熱教室(DVD): Knowledge Design Lab.

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小さく賭けろ!(Little Bets)


「小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密」,ピーター・シムズ 著, 滑川海彦・高橋信夫 訳
(右:原書“Little Bets: How Breakthrough Ideas Emerge from Small Discoveries”)

小さなチャレンジ(賭け)、そして、失敗から素早く学び物事を前にすすめていくー著者は、その方法が優れているということを、様々なイノベーション企業の事例で明らかにしていく。

何度も登場するピクサー社での様々なエピソードがたいへん興味深かった。失敗を許容する文化が無かったら、デジタル・アニメーション分野でのピクサーの今日の成功は無かったということがわかる。

ピクサーにおいて、インプロ(即興演劇)の考え方やエクササイズが取り入れられている様子が紹介されているが、失敗を次へのステップとして肯定的にとらえ「創造性」を支えるための基礎となる要素として注目したい。

関連:
Peter Sims — Think differently
イノベーションに必要なマインドセット - ビジネス書の杜

インプロする組織: Knowledge Design Lab. −知識デザイン研究所

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マーケティングの基本 & マーケティング戦略(日経文庫 ビジュアル)

 

左:「マーケティングの基本 第3版」, 野口智雄・著
右:「マーケティング戦略」, 野口智雄 ・著

ビジュアル版というだけあって、図やイラストが豊富で、理解の助けになります。

サービス・デザインを深く教えようとすればするほど、マーケティングやマネジメントに触れないわけにはいかなくなってきて、サービスデザインの演習をやりつつ、どうしたものかと思案していました。

「マーケティングの基本」は、美大の学生(あるいは初学者)がマーケティングの基本をおさえるのに良い本です。後期の演習で少し使ってみようかと。
「マーケティング戦略」は上級編。比較的新しいマーケティング戦略について概要が解説されています。

日経文庫,ビジュアル版の検索結果|日本経済新聞出版社

関連:
マーケティング戦略: Knowledge Design Lab. −知識デザイン研究所

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マーケティング戦略

「マーケティング」とは何か、基本から新しいものまで、順を追ってていねいに解説されています。個別の理論や手法に深く入る前の入門書として、良い本だと思います。マーケティングという分野の全体を把握するために読むのもよいでしょう。

マーケティングの誕生から始まり、製品(モノ)を売るためのマーケティングの歴史や様々な理論と手法をきちんとふまえた上で、現代の比較的新しいマーケティング(第IV部)に至る構成は、かなりよい理解の道筋ではないかと。(^^)

第IV部市場との対話:
第13章 サービス・マーケティング
第14章 ソーシャル・マーケティング
第15章 関係性マーケティング 

第13章 サービス・マーケティング は、説明がわかりやすく、サービスの持つ特徴がよく理解できます。サービス・デザインをこれから学ぶ人にオススメです。

各章の終わりに参考文献のリストがあるので、より詳しく知りたい場合はそちらを。


マーケティング戦略第4版 | 有斐閣

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